MBS番組でBPO「放送倫理違反」

エンタメNEWS2025年4月24日6:29 PM

MBS本社 (C)ORICON NewS inc.

 大阪・毎日放送(MBS)『ゼニガメ』の2024年7月の放送で「事実と異なる内容」があった問題で、 放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は24日、「放送倫理違反があった」とする意見書を公表した。

【写真】『ゼニガメ』…ゲストの私物も買取査定していた

 『ゼニガメ』7月17日の放送分で業者の出張買取に密着した際、ゴミ屋敷に埋もれていた謎の金庫から、金の延べ板が発見され、1000万円以上で買い取られた様子を紹介した。しかし、関係者へのヒアリング、取材映像の解析などを行った結果、「金庫」「金の延べ板」は買取業者社長の指示で事前に準備されたことが明らかになったという。また、23年11月29日放送回、今年5月8日放送回の同企画でも「依頼者」などが準備されていたことがわかった。

 委員会は「事実と異なる放送を三度に渡って放送したことは、視聴者の信頼を大きく裏切るもの」と指摘。1回目と2回目の取材は、放送局側に放送倫理違反があったとまでは言えないと判断した。他方、3回目の放送では、「基本的な事実確認が不十分だった」として、放送倫理違反があったと判断した。

 これを受けて同局もコメントを発表。「BPOは『取材先の業者による“仕込み”だった』とした上で、「基本的な事実確認などの取材が不十分であったと言わざるを得ない」と判断しました。 こうしたご指摘を真摯に受け止め、今後の番組制作において事実確認の徹底など、引き続き再発防止策を実行してまいります」と述べた。

■MBSコメント全文
当社番組『ゼニガメ』(水曜午後8:00~9:58)2024年7月17日放送分で、一部事実と異なる部分があった事について、本日、BPO放送倫理検証委員会は「放送倫理違反があった」とする意見書を公表しました。 問題となった「金の延べ棒」の買取シーンについて、BPOは「取材先の業者による“仕込み”だった」とした上で、「基本的な事実確認などの取材が不十分であったと言わざるを得ない」と判断しました。 こうしたご指摘を真摯に受け止め、今後の番組制作において事実確認の徹底など、引き続き再発防止策を実行してまいります。

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