Aぇ! group ライブレポート
エンタメNEWS2025年3月31日4:00 AM
『Aぇ! group LIVE TOUR 2025 D.N.A』横浜アリーナ公演より 撮影:田中聖太郎
5人組グループ・Aぇ! group(正門良規、末澤誠也、草間リチャード敬太、小島健、佐野晶哉)が30日、開催中の全国アリーナツアー『Aぇ! group LIVE TOUR 2025 D.N.A』の神奈川・横浜アリーナ公演の最終日を迎えた。
【画像】カラフルな衣装で和気あいあいのパフォーマンスを見せるAぇ! group
(※以下、ネタバレを含みます)
今回のツアーは、2月18日にリリースされた1stアルバム『D.N.A』をひっさげて開催されたもので、同月28日の大阪・大阪城ホール公演を皮切りに全国7都市で30公演を開催。初めてAぇ! groupがオリジナル曲のみで臨むツアーとなった。
初となった横浜アリーナでの公演は25日からスタートし、計9公演が開催された。その集大成といえる盛り上がりを見せたこの日のライブでは、持ち前のバンドスタイル(バンド時のパートは、末澤がボーカル&ギター、正門がギター、草間がベース、佐野がドラム、小島がキーボードとなる)での演奏曲を含む全27曲が披露され、グループの魅力が凝縮された公演となった。
演出、構成、衣装は末澤が担当。アルバムタイトルの“DNA”から近未来的な研究所をモチーフとしたステージが組まれ、メンバーが5つのカプセルから登場してライブが始まった。ステージ上の大迫力LED、花道&その途中に設置された回転式のセンターステージも多用され、個性豊かなメンバーたちによる縦横無尽のパフォーマンスが展開されていく。
衣装もスーツやストリート風のコーディネートなど場面によってさまざまで、クールなスタイルからお祭り騒ぎまで幅広くこなし、どの楽曲でも高い歌唱力とダンスの実力を見せる多才な5人の魅力を存分に味わうことができた。特にシックなスーツで披露された「Party-Aholic」「純情パスファインダー」などでは大人な魅力も備える同グループの魅力が引き出されており、メンバーの歌唱力の高さとコーラスワークもたっぷりと味わうことができた。
関西出身ということで、お笑い的な要素があるのもAぇ! groupの魅力。この日は正門が「ツアー自体も後半戦、遊べる部分も増えて楽しませてもらっています」と語るようにメンバーたちもステージをたっぷりと楽しんでいる様子で、パフォーマンス中にメンバー同士で顔を見合わせて笑うような瞬間も多く、MCもより軽快な掛け合いで笑いを生んでいた。また、“問答無用でメンバーが罰ゲームを受ける”映像が流れるコーナーでは、草間が熱湯風呂に豪快にダイブする瞬間が映し出され、爆笑が生まれた。
そんなお笑い要素がありながらも、全編を通してパフォーマンス重視の硬派なステージが展開され、後半でみせたバンドスタイルでのパフォーマンスは圧巻だった。ギターの演奏歴が長い正門は、無駄のないリラックスしたフォームで、速いフレーズでもクリアに、粒立ち良く音を響かせる。ビブラート(音を鳴らしながら弦を揺らすテクニック)も自然に取り入れながら、歪んだトーンであっても表情豊かな素晴らしい演奏を聴かせていた。
ドラムの佐野は“歌うこと”を常に意識しているような、歌心ある丁寧&安定感のあるドラミングでサウンドを支え、ベースを始めて間もない草間も、裏メロディ的なフレーズも弾くなど演奏歴の短さを感じさせないプレイを見せた。小島のオルガン系のプレイも「咆哮」などのロックサウンドをよりエモーショナルに加速させていた。
末澤はステージングも含めてロックスター感たっぷりで、気持ちよく抜けるハイトーンボイスは抜群。前半のパフォーマンス時もシャウトやフェイクなど、いろいろな声色を使い分けてパフォーマンスを支えており、その歌声はグループには欠かせないと改めて実感させられた。そんな末澤を中心に、メンバー全員がしっかりと歌える非常に魅力的な“バンド”の姿がステージ上にあった。
充実の内容で1万5000人を熱狂させ、あっという間に公演は終了。6月18日に3rdシングル『Chameleon』がリリースされることも発表され、今後の活躍にますます期待が高まる公演となった。同ツアーは今後、宮城、新潟、愛知、北海道で開催され、総動員数は36万人を予定している。
ORICON NEWS(提供:オリコン)
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カテゴリ
音楽
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