麻生久美子、日韓制作の連ドラ主演

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エンタメNEWS2025年3月6日5:00 AM

新ドラマ『魔物』ビジュアル(C)テレビ朝日・SLL

 テレビ朝日と韓国の制作会社SLLがタッグを組んだ日韓共同制作の完全オリジナルドラマ『魔物』(毎週金曜 後11:15 ※一部地域を除く)が、4月18日からスタートすることが決定した。主演は俳優・麻生久美子(46)が務め、孤高の弁護士を演じる。そんなヒロインを翻弄する男として塩野瑛久(30)の出演も決定。不倫、DV、セックス、殺人…“愛”と“欲望”をセンセーショナルに描く禁断のラブサスペンスを描く。

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 物語の主人公は、孤独を抱える弁護士・華陣あやめ(麻生)。誰にも依存せず生きてきた彼女は、「弱さ」を武器にする女性をどこか軽蔑していた。しかし、そんな彼女の前に“愛=所有”と信じる源凍也(塩野)が現れる。端正な顔立ちとミステリアスな雰囲気を持つ凍也は、従順な妻を持ちながらも、DVの疑惑が浮上し、さらには大学教授殺害事件の容疑者として扱われることに。

 あやめは、自分が「危険な男に堕ちるはずがない」と信じていたが、凍也の魅力に抗えず、次第に彼に惹かれていく。そして、彼の無実を証明しようと奔走するが、事件の真相は予想外の展開を迎えることに。愛と欲望が交錯し、許されぬ関係が生み出す緊張感あふれるストーリーが展開される。

 麻生と塩野は本作で初共演。激しく求めあうあやめと凍也の愛を表現するため、本作ではインティマシーコーディネーター(映像作品などで性的な描写をする際、肉体的、精神的に俳優・スタッフをサポートする役割を担う)を導入し、美しくも濃厚なシーンに挑戦する。主演の麻生は「私にとって今までにないチャレンジとなる役柄なので、どんな感じで、どこまで突き進んでいいのか、自分がどんなふうになってしまうのかわからなくて…。楽しみな反面、ちょっと怖いなと感じる部分もあります」と期待と不安が入り混じった感情も明かしつつ、意気込みをコメントした。

 テレビ朝日は、2022年にSLL制作の『梨泰院クラス』を日本版としてリメイクした『六本木クラス』を放送。その後、24年5月にSLLとグローバルコンテンツの企画開発に関する協業協定を締結し、7月には『SKYキャッスル』の日本版リメイクを手掛けて話題となった。今回の『魔物』は、日韓のトップクリエイターが共同で制作するオリジナル作品として誕生した。

 監督を務めるのは、韓国ドラマ『主君の太陽』『青い海の伝説』を生み出したチン・ヒョク氏と、『大豆田とわ子と三人の元夫』(関西テレビ/フジテレビ)をはじめ、『クレイジークルーズ』『七夕の国』など、NetflixやDisney+(ディズニープラス)でも大型映像作品を手掛けた瀧悠輔氏。脚本は、、『H2~君といた日々~』(TBS)、『ゴシップ♯彼女が知りたい本当の〇〇』(フジテレビ)、『後妻業』(関西テレビ/フジテレビ)などの関えり香氏が担当する。

■麻生久美子(華陣あやめ・役)コメント
――本作は日韓共同制作によるオリジナルドラマですが、オファーを受けたときの心境は?
 韓国ドラマは大好きでよく拝見しているので、まずワクワクしました。私で大丈夫かな、というプレッシャーも感じましたが、とにかくワクワクしっぱなしで、“絶対にやらせていただきたい!”と思い、出演を決めました。私はもともと自分の意思をうまく伝えられるタイプではないので、韓国のスタッフ陣と距離を近づけられるのか不安だったのですが、みなさんとても朗らかで温かくて…お会いした瞬間に“大丈夫だな”と直感しました。意見もしっかり伝えてくださるので、信頼できるチームになるなと確信しています。チン監督の演出によって私の演技も変化していくのか、それも楽しみにしています。

――ご自身が演じる華陣あやめ、塩野さんが演じる源凍也のキャラクターについてどのようにとらえていますか?
 あやめは自立した、強い女性。仕事ができる弁護士で、野心も抱いています。でも、凍也と出会ったことによって禁断の沼に堕ち、今まででは考えられない新たな自分と向き合って苦しんでいくキャラクターです。私にとって今までにないチャレンジとなる役柄なので、どんな感じで、どこまで突き進んでいいのか、自分がどんなふうになってしまうのかわからなくて…。楽しみな反面、ちょっと怖いなと感じる部分もあります。
 塩野さん演じる凍也は、魅力の塊。存在だけで人を惹きつける男性です。本質的な部分では子どものように純粋で、あやめに対しても正直すぎるぐらい自分の思いを告げてくれます。そんなふうに愛らしくて少年みたいなところがあるのに、冷たい一面も持っていてギャップがある…。あやめ自身、この人にハマってしまってはダメだとわかっているのに、好きにならずにはいられない。それぐらい魅力のある人ですね。

――塩野さんとは初共演ですが、印象を教えてください
 最初に“本読み”でお会いしたのですが、すごく美しい方だなと思って、この人が凍也を演じるんだな、という説得力を感じました。でもチラッと見えた横顔がキレイすぎて、まともに顔が見られなくて…。ちらちらと横顔を盗み見ては、“美しい!”って衝撃を受けています(笑)。濃厚なシーンはどうなるのか、まだ想像もできないのですが、美しさが出せればいいなと考えています。

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!
 脚本が本当に面白いので、見て損はありません!絶対に面白い作品になるなという予感がしていますし、塩野さんをはじめキャストのみなさんが個性的で素晴らしいお芝居をされる方ばかりなので楽しんでいただけると思います。

■塩野瑛久(源凍也・役)コメント
――本作は日韓共同制作によるオリジナルドラマですが、オファーを受けたときの心境は?
 韓国との共同制作は、僕にとって未知の世界。早い段階で全話のプロットをいただいたのですが、今まで見たことがないほど細かく描写が書き込まれていて、すべてを読みきるのに時間がかかりました。日本には“月がきれいですね”のように遠回しに意味を表現し、察する文化がありますが、プロットから細部にわたって丁寧に描き込むのは、日本とは違う制作スタイルだなと感じ、とてもワクワクしました。その“月がきれいですね”のように、僕らは“愛”という感情を言葉で表さずに、行動や描写で伝えようとしますが、この脚本ではストレートに感情をむき出すようなセリフや展開があります。それを韓国式に撮影すると、どういう化学反応が起きるのか…。今から楽しみです。
 韓国のスタッフさんとは最初はやはり言語の壁を心配していたのですが、それを感じさせないくらいにはっきり意見を言ってくださいますし、衣装合わせの際、監督がこだわりやビジョンを共有してくださったので、いい現場になりそうだなと、僕自身もより撮影が楽しみになりました。撮影が進むにつれて、どんどんコミュニケーションが深まっていくだろうなという期待もあります。

――ご自身が演じる源凍也、麻生さんが演じる華陣あやめのキャラクターについてどのようにとらえていますか?
 凍也はまったく計算をしてないのに人を惹きつけてしまう、吸引力を持っている人物。冷酷さと無邪気さが混在している男ですが、計算はないのでふとした瞬間にそういった魅力を放つように表現していけたらと思っています。僕にとってもすごくチャレンジングな役ですので、作品の世界観に飛び込むつもりで挑みたいです。
 麻生さん演じるあやめは、凍也の目線では“自分を見てくれる人”という印象です。凜としてたくましく、仕事にまっすぐ生きてきた女性。そんな彼女の軸がどんどん変わっていく様子は見ごたえがあると思います。

――麻生さんとは初共演ですが、印象を教えてください
 僕も緊張してなかなか目を合わせられないのですが…、共演の俳優陣が年上、年下にかかわらず骨抜きになってしまうイメージがあります。でもその気持ちがわかるなと、ひしひしと感じています。とてもフラットに接してくださいますし、となりにいて居心地がいいので素敵なチームを作れる予感があります。2人の場面では、今まで見たことがないような、美しくも“味”のあるやりとりを見せることができたら…。麻生さんと一緒にいいシーンを作り上げていきたいですね。

――視聴者のみなさまにメッセージをお願いいたします!
 多くの魅力が詰まった作品で、まずはとにかく見ていただきたいなというのがいちばんの思いです。素敵なキャストの方々が集まっていますので、ぜひ楽しみにしてください。

#麻生久美子#塩野瑛久#クルーズ

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