菊地凛子胸元ざっくり艶やかドレス

#アジアン#入江悠

エンタメNEWS2024年9月25日3:48 PM

『第37回東京国際映画祭』ラインナップ発表記者会見に出席した菊地凛子(C)ORICON NewS inc.

 俳優の菊地凛子が25日、都内で行われた『第37回東京国際映画祭』ラインアップ発表記者会見に登壇した。

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 フェスティバルナビゲーターとして菊地が起用された。菊地は、2006年『BABEL』(アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督)で米国のアカデミー賞助演女優賞にノミネートされ一躍脚光を浴びた。以降『ノルウェイの森』(10年、トラン・アン・ユン監督)、『パシフィック・リム』(13年、ギレルモ・デル・トロ監督)、『Endless Night』(15年、イザベル・コイシェ監督)など、海外監督の作品にも多数出演し、昨年公開の『658Km、陽子の旅』(熊切和嘉監督)では上海国際映画祭で最優秀女優賞を受賞。映画のフィールドで活躍をしてきた、“映画女優”と呼ぶにふさわしい存在であるとして、映画祭ナビゲーターへの起用に至った。

 オファーを振り返った菊地は「映画と一緒に育ってきましたので、このような日本を代表する国際映画祭の大役なんで、私で務まるかという不安もありましたけれども光栄でした」とする。『東京国際映画祭』のイメージも。「街の中にレッドカーペットがあって、そこに素晴らしい映画監督、俳優陣の方々が華々しい道を歩く、そういった印象がすごく強いですし、やっぱり東京のユニークな都市で開催されるっていうことも1つ特別な映画祭だと感じております」と笑顔で語った。

 これまで数多くの映画祭に参加している。映画祭の楽しさを問われると「いろんな作品で映画祭に参加する時に、皆さんにこう応援してもらってるというか、ごほうびをもらったような気持ちになる。自分が信じてスタッフの皆さんと作り上げた作品を持って、その場所に立つということは本当に何とも言えない感動がある。一緒に作った作品を多くの人に見ていただく。監督、スタッフと皆さん、プロデューサーもはじめ、一緒に手をつないで作品を届けるという意味では映画祭は、とてもとても大切な役割があると思っております」と口にした。

 監督や俳優同士も交流を深める。「いろんな監督にお会いしたり、俳優さんにお会いして、直接お話ししてすごくいい思い出です。(コンペティション部門の国際審査委員長の)トニー・レオンさんとは、この間のアジアンフィルムフェスティバルでもごあいさつさせていただいた。自分にとっては大先輩ですし、目の前を歩く素晴らしい俳優さんですので、映画という会話を持ってお話できるのは、何よりも代え難い、すごい宝物の瞬間。すごく大事だと思っております」とした。改めてトニー・レオンの人柄については「すごく気さくの方で、私がごあいさつした時も『久しぶり!元気だった?』みたいな。いろんな世界の人たちと映画でつながれるっていう、それだけですごいなと思う。言語が違うのに、映画という共通言語を持ってしてつながれるっていうのはすごいことだなと思います」とにこやかに語った。

 最後に「映画は、どういった存在なのか」という質問が。菊地は「5分ぐらい考えてしまいそうですが」と苦笑い。それでも「映画を見て育ってきて、映画の中でいろんなことを学んだ。そういった意味では主人公と同じく傷ついたりして。でも映画を見終わって映画館を出るころには、なんとも言えない、やっぱり明日も頑張ろうというような感覚になる。目の前にある一つひとつのことを、映画を見て、その世界を自分も一緒に旅をして、同じ喜びとか痛みを味わって、その人の人生から何か持って帰れるような気がする。自分は映画にいろんなことを学び、そしてそれをまた自分が映画を出演することで返せていけてるような気がするというか。そういう意味では、自分にとっては何よりも大切な大切な宝物だと思っております」と熱い思いを吐露していた。

 会見には、映画『雨の中の慾情』の片山慎三監督、映画『今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は』の大九明子監督、『敵』の吉田大八監督、「Nippon Cinema Now」部門で特集される入江悠監督も参加した。

 『東京国際映画祭』は、10月28日から11月6日まで、日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区で開催。オープニング作品は、白石和彌監督の『十一人の賊軍』がワールドプレミアで、クロージング作品は、クリストフ・オノレ監督の『マルチェロ・ミオ』となる。

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映画

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