演技の迫力は桁違い!?舞台からのブレイク俳優&知る人ぞ知る舞台俳優をチェックしてみた!

#エリザベート#アクション#ブレイク#演技力#ミュージカル

タレメREPORT2015年5月2日10:55 AM

昨今、熟年俳優さんがブームです。舞台を見ない層にはあまり馴染みのないような、舞台で活躍されていた俳優さんが、圧倒的な演技力でテレビに進出してくると、その迫力からどうしても目が離せません。卓越した演技や醸し出す雰囲気には、テレビを中心に活躍されている俳優さんとは一線を画した魅力を感じずにはいられません。

劇団四季で『オペラ座の怪人』などで主演を演じ、看板俳優として活躍した市村正親さん。退団後『ミスサイゴン』では、メインであるエンジニアを好演。その後20年ほどエンジニアを演じ「世界一のエンジニア」と呼ばれるほど、舞台界ではとても有名な存在でした。篠原涼子さんと結婚するまでは、舞台を見ない方々にはあまりなじみがなかったのではないでしょうか?テレビでの露出が増えてからは、持ち前の演技力とトーク力であっという間にテレビでもおなじみとなりました。

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確かな演技力で深みのあるキャラクターとなった嘉納伝助

最近では、昨年の『花子とアン』の炭鉱王の怪演が話題になった吉田鋼太郎さんなどは記憶に新しいですね。頑固で粗暴に見える嘉納伝助も、吉田さんの確かな演技力で深みが増し、壮大なツンデレにも見え、むしろかわいいと話題となり、「伝助萌え」という言葉が生まれるほどに。今年は主演ドラマも控えています。

実はここで見ていた!おなじみのあの人も舞台俳優

毎年の夏の風物詩、アースノーマットのCMの若旦那でおなじみ、山口祐一郎さんも元劇団四季です。退団後は、世界三大ミュージカル『オペラ座の怪人』『キャッツ』『レ・ミゼラブル』すべてに出演するなど大活躍をされています。圧倒的な歌唱力で会場を包み込む甘い声はたまりません。酷使しすぎで喉の調子を悪くされることが多く、ファンをやきもきさせていますが、それだけ欲されている証拠でもあります。

浅野支店長役でプチブレイクした石丸幹二さんも知る人ぞ知る舞台俳優の一人です。ネスカフェゴールドブレンド「違いの分かる男」やコピー機のCMなどの、「落ち着いた上司」のイメージが強いですよね。芸大声楽科出身の確かな歌唱力で『ミュージカル界の貴公子』とも呼ばれています。

筋肉美が美しいジャパンアクションエンタープライズ(旧ジャパンアクションクラブ)出身の笠原竜司さんも舞台には欠かせない人です。『鳥人戦隊ジェットマン』のネオジェットマン、子ども番組『のりものスタジオ』のドン・ファン、バラエティ番組『逃走中』のハンター1号として、さまざまな世代の人の記憶に残っているのではないでしょうか?

『セーラームーン』や『バサラ』などのアクション系だけではなく、『ハムレット』や『夏の夜の夢』など、古典的な作品などでも幅広く活躍されています。

歌手から舞台俳優へ

歌手から舞台俳優になり、大ブレイクした人というと、本田美奈子.さんが有名ではないでしょうか。『ミスサイゴン』では、新人の入絵加奈子さんとダブルキャストで主演のキム役に起用されました。ミスサイゴンはロングランとなり、前出したエンジニア役の市村さんの人気も重なり、現在も大人気の作品となっています。キム役は、その後、知念里奈さんやソニンさんなど、歌手として名をはせた方が起用され、その後もミュージカルスターとしてブレイクしています。

『嵐が丘』でヒロインを演じる安倍なつみさんや、歌手の中川晃教さんなども、ミュージカル俳優として活躍しています。

舞台俳優御三家?StarS

舞台界で「プリンス」と呼ばれているのが『エリザベート』『モーツァルト』などで活躍している井上芳雄さん。『仮面ライダークウガ』の怪人役でデビュー後、『エリザベート』『マイフェアレディ』『シラノ』などに出演している浦井健治さんは今年、『デスノート』で夜神月(やがみらいと)役に決定しています。そして、小学校時代からその才能が知れ渡り、『モーツァルト』『エリザベート』では井上さんとWキャストで主演を演じた山崎育三郎さんなどが、若手のトップ3といえますが、舞台以外であまり拝見することができない実力派俳優です。はずれのない安心の演技力&歌唱力で、舞台をあまり見たことのない方の入門にはお勧めだと思います。

アニメのミュージカル化からブレイク!

現在舞台が活性化している理由の一つとして、アニメのミュージカル化ブームがあります。若手俳優やアイドル俳優が多数出演しているため、俳優のファンやアニメのファンなども入りやすく、子どもたちのミュージカルデビューにもなっているようです。

その先駆けはやはり『テニスの王子様』でしょう。アイドル的な人気が出たため、賛否両論はありますが、卒業生にはその後、ドラマで引っ張りだこの斎藤工さん、『ファントム』の主演などで舞台俳優としての存在感を表している城田優さんなどもいます。

真剣に役に取り組んでいれば、劇団出身でもアイドル出身でも歌手でも、色眼鏡なく実力が認められる舞台の世界。もちろんテレビでドラマを見るのも楽しいのですが、確かな実力と迫力で満足感を得られる舞台もおすすめです。ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか?

文/藤原ゆうこ

 

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