森川葵、恒松祐里、内田理央…1月ドラマでキラッと光るフレッシュ女優たち
タレメREPORT2018年2月19日2:10 PM
1月スタートの連続ドラマも中盤に入り、ますます盛り上がりを見せてきました。登場人物のキャラクターが細かいところまでしっかり見えてきて、劇中の人間関係がますますおもしろくなるタイミングじゃないでしょうか。今回はその中でも、特に今後が期待の若手女優を中心に、注目キャストを紹介していきます。
■複雑な役どころから怪演まで 多彩な芝居と高い演技力で定評がある森川葵さん
市原隼人さん主演の土曜ドラマ『明日の君がもっと好き』(テレ朝系)で香役を演じる森川葵さん。男性的な面と女性らしさを併せ持ち、自分の性的アイデンティティを模索しつつ、主人公・亮に恋心のような感情も持っているという、難しい役柄を見事に表現しています。
また森川さんは深夜ドラマ『賭ケグルイ』(MBS・TBS系)にも芽亜里役でも出演。こちらでは、ちょっと女王様気質もある女子高生ギャンブラーで、エキセントリックなキャラクターを演じています。
この二つの役柄のギャップでもわかるように、森川さんの女優としての魅力は、役によってまったく違う顔を見せ、難しい役柄を器用に演じること。王道のヒロインキャラを演じることもありますが、やはりクセのある難しい役柄を演じる時にその魅力を実感できます。
『賭ケグルイ』には森川さんのほかにも、主人公・蛇喰夢子役の浜辺美波さんをはじめ、今後が楽しみなフレッシュ女優が多数出演していますが、なかでも注目の一人が西洞院百合子役の岡本夏美さん。メインでフィーチャーされた第4話、第5話での、静かななかに狂気を秘めたキャラクター、強いインパクトを与えた表情の芝居、そしてギャンブルで追い詰められていく中でキャラクターが崩壊していく様を見せた演技は見ものでした。
■着実にキャリアを重ねゴールデンの主要キャストへ 恒松祐里さん、内田理央さん
山田涼介さん主演のホームコメディ『もみ消して冬〜わが家の問題なかったことに〜』(日テレ系)で、主人公の秀作(山田涼介)の憧れの同僚・池江里子役を演じる恒松祐里さん。この作品では王道のヒロインキャラを演じ、“キラキラ感”を放っています。
ドラマ & 映画『咲-Saki-阿知賀編』でもメインキャストの一人・松実玄役を演じるなど、これまで青春ものの作品を中心にみずみずしい演技を見せ、キャリアを重ねてきた恒松さん。今後、ゴールデンのドラマの常連の一人になったり、さらなるステップアップが期待できます。
かなり個性が強い面々がそろい話題の月9ドラマ『海月姫』(フジ系)。主人公・月海を演じる芳根京子さんをはじめ、旬の若手女優が濃いキャラクターを演じて話題ですが、特にインパクトが強いのが三国志オタクの“まやや”役を演じる内田理央さん。ジャージ姿に、目が隠れ長すぎる前髪が強いインパクトを放っています。
内田さんは雑誌『MORE』でモデル活動も行うほどの美貌とスタイルの持ち主。ドラマ、映画でキャリアを積み重ねる中、女優としての評価を上げてきています。これまではその可憐なルックスを生かした役柄が多かった内田さんですが、今回の“まやや”役では、素の内田さんがほぼわからないくらい役になりきっており、彼女にとって転機となる作品になったことでしょう。
向井理さんの超“オラオラ”キャラ役が大きな反響を呼んでいる『きみが心に棲みついた』(TBS系)。主人公・小川今日子(吉岡里帆さん)の会社の同期でライバルの飯田彩香を演じるのが石橋杏奈さん。2006年『ホリプロ タレント スカウト キャラバン』でグランプリを受賞したことをきっかけにデビュー。以降正統派女優としてキャリアを積み重ねてきました。
清楚なルックスからヒロインキャラを演じる機会が多かったのですが、25歳となりその美貌もあり、ちょっときつい性格の役柄も似合うようになってきました。同じホリプロの正統派女優の先輩・深田恭子さん、綾瀬はるかさん、石原さとみさんに続くエース候補として期待されています。
■深夜ドラマ、昼ドラマでも注目したい女優が続々
深夜ドラマでは『モブサイコ100』(テレ等系)にも注目。主人公・茂夫の憧れのヒロイン・高嶺ツボミ役を乃木坂46の3期生・与田祐希さんが演じて話題ですが、特に注目は“暗田トメ”役でひときわ異彩を放つ山谷花純さん。
トメは“脳感電波部”の部長ということで、「電波来てるわぁ」を口癖に、茂夫を相手に超個性的な演技を見せています。が、その一方、セーラー服姿はとても可憐でかつセクシー。SNSでも評判になっています。
山谷さんは、小学生の時に女優デビューし、ドラマ、映画、舞台とさまざまな作品でキャリアを重ねてきました。2015年から放送された『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に出演し注目され、その後映画『シンデレラゲーム』で主演するなど幅広い作品で活躍。アイドル的なルックスとは裏腹に、演技面で強いこだわりを見せる演技派女優です。正統派ヒロイン的な役柄もできれば、『モブサイコ』のトメのようなぶっとんだキャラクターまで演じきります。
お昼の帯ドラマ『越路吹雪物語』(テレ朝系)では青春期の越路吹雪を演じた瀧本美織さんの同僚で、加地信子(乙羽信子)役を演じた咲妃みゆさん、旭爪明子(月丘夢路)役を演じた早織さんに注目。
咲妃さんは宝塚ファンにはおなじみ、宝塚歌劇 雪組トップ娘役として活躍し、2017年に退団、今回がドラマデビュー作となります。歌劇団を舞台とした作品ということもあってか、自然体で快活な信子役をイキイキと演じました。
一方、早織さんは中学生の時に女優デビューし、映画『舞妓Haaan!!!』のメインキャスト役などで注目され、最近では映画『過激派オペラ』で体当たりの熱演を見せるなど、実力派女優として評価されています。
このほか、『トドメの接吻』(日テレ系)で「並樹乗馬倶楽部」のメンバー役で堀田茜さん、唐田えりかさんらが出演していたり、注目のフレッシュ女優はまだまだいます。メインキャストではないところで、隠れた未来の人気女優を探すのも、ドラマを観る楽しみの一つです
文/田中裕幸