日野皓正氏、検査入院を報告

　トランペッターの日野皓正氏（81）の公式サイトが21日までに更新。7月15日に板橋区立文化会館で行われる予定だった「日野皓正　山下洋輔　馬場智章　石若 駿Jazz Horizons ジャズの地平線 〜世代を超えた共演～」公演への出演を、体調不良により見合わせると発表した。

【写真】『東京JAZZ』で演奏後笑顔を見せた日野皓正

　19日に更新された「日野皓正についてのご報告」では「自宅のあるアメリカにて体調不良のため検査入院をしておりましたが、現在は快方に向かい自宅療養をしております。本人は入院中から、『少し日程をずらして日本に行ければと』申していましたが、長時間の渡航や数多くの公演、本人の年齢の事を踏まえ、医師とご家族と相談致しまして、しばしの休養期間を設けることにさせていただきました」と伝えられた。

　板橋区文化・国際交流財団の公式Xでは、日野氏からのコメントとして「この度の公演を楽しみにして下さっていたお客様にはご心配とご迷惑をおかけしましたことを、改めまして心よりお詫び申し上げますとともに、公演開催に向け、ご尽力を下さいました主催者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしますことを深くお詫び申し上げます」と掲載された。

　日野氏は1942年10月25日東京生まれ。9歳よりトランペットをはじめ、13歳の頃には米軍キャンプのダンスバンドで活動を始める。1967年の初リーダーアルバムをリリース以降、マスコミに”ヒノテル・ブーム”と騒がれるほどの注目を集め、国内外のツアーやフェスティバルへの出演をはじめ、雑誌の表紙を飾るなど、多方面で活躍した。2001年芸術選奨「文部科学大臣賞」受賞。04年紫綬褒章、文化庁芸術祭「レコード部門優秀賞」、毎日映画コンクール「音楽賞」受賞などを誇る。

■報告全文
この度の公演を楽しみにして下さっていたファンの皆様には、ご心配とご迷惑をおかけしましたことを改めまして心よりお詫び申し上げます。また、公演を決定していただき、これまで力を注いで下さいました主催者の皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたこと、深くお詫び申し上げます。日野皓正の健康を尊重し延期を受け入れて下さいました皆様に心より御礼申し上げます。

日野皓正は自宅のあるアメリカにて体調不良のため検査入院をしておりましたが、現在は快方に向かい自宅療養をしております。本人は入院中から、「少し日程をずらして日本に行ければと」申していましたが、長時間の渡航や数多くの公演、本人の年齢の事を踏まえ、医師とご家族と相談致しまして、しばしの休養期間を設けることにさせていただきました。復帰は少し先になると思われますが、万全の状態で元気に帰国し、皆様の前で演奏ができる日を、本人も楽しみにしておりますので、その日を皆様も楽しみにお待ちいただけますと幸いです。この度はご迷惑、ご心配をおかけし申し訳ありません。何卒、ご理解、ご了承をいただきますよう心よりお願い申し上げます。

ORICON NEWS（提供：オリコン）

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