憧れて真似した事ありませんか?“心に残るドラマのキスシーン”10選!
タレメREPORT2015年9月19日9:55 AM
今までに放送されたたくさんのドラマ達。人それぞれに憧れた思い出深いキスシーンがひとつくらいはあるのではないでしょうか?キスシーンは、やはりドラマの展開においても山場である事が多く、役者さんも心をこめて演じ、制作側も役者さんにこたえるように最高のシチュエーションで臨んでいます。キスシーンというだけで、どれもこれも名シーンではあるのですが、今回はその中でも特に印象深い名キスシーンを10個選んでご紹介します。
世にも美しいキス『愛と死をみつめて』『高校教師』『世界の中心で、愛をさけぶ』
日本でのキスシーン解禁は1946年。映画『はたちの青春』で唇を合わせるシーンが2度。出演者はガーゼでガードして挑んだといいますが連日満員の大騒ぎだったそうです。そのため、昭和初期はドラマにキスシーンが出るなど稀。あっても「しているように見える」程度でした。もちろんセクシーな女優さんが大勢出演するセクシー系ドラマや、サスペンス物にお色気シーンはありましたが、一般的なドラマでは作品通してキスシーンは一度あるかないかのとても重要なシーンでした。さらに、当時は色々な方と(ビジネスとはいえ)キスをするなんて不埒なこと。キスシーンはすべて美しく、相手も決まっていなくてはいけませんでした。山口百恵さんには三浦友和さんですし、吉永小百合さんには浜田光夫さんなのです。映画『また逢う日まで』の伝説のガラス越しのキスシーンに代表されるように、美しくはかなく可憐ではなくてはいけません。
たとえば、映画版は吉永&浜田のゴールデンコンビが演じた『愛と死をみつめて』。リバイバルされた草なぎ剛さんと広末涼子さんのバージョンでも、広末さんのそっと唇を交わしてはにかむ姿の可憐さときたら。『高校教師』のキスシーンも昭和の純愛路線。近親相姦や強姦、禁断の愛などがテーマだというのに、“シルエットとキス”というシーンの美しさにはキュンキュンしたものです。
同じ純愛路線のキスと言えば『世界の中心で、愛をさけぶ』の、病気のアキとお見舞いに来たサクのビニールカーテン越しのはかないキスシーンもたまりませんでした。抱きしめることもできず、ビニール越しに両手を合わせるせつなさ。一気にせつない系純愛がブームになりました。アキ役の綾瀬はるかさんとサク役の山田孝之さんもゴールデンコンビといえるのではないでしょうか。『白夜行』の犯罪を隠すため他人のふりをしなくてはいけない二人の、つかの間の逢瀬での熱いキスも、熱いながらにもせつなさがある感動的なシーンでした。
初々しさがたまらない!?『モテキ』『空飛ぶ広報室』『リッチマン、プアウーマン』
どんな人でも最初のキスは非常に大事。ずっと「もっとも気が合う異性の友人」だった『モテキ』の藤本くんといつかちゃん。二人が突然そんな雰囲気になり、相手への今までの感情があふれるキスはかなり情熱的です。恋愛に慣れてなく戸惑いながらも、感情がとまらない、そんな心情が見事に現れたキスシーンです。
藤本くん役の森山未來さんはかなりの数のキスシーンをこなしているにも関わらず初々しさがあり、初キスのドキドキを思い出させてくれます。満島ひかりさん演じるいつかも恋愛慣れしておらず、二人のドキドキが伝わってくるようです。相手を知っているからこそ「自分がリードしなくちゃ」と、二人して頑張っているところがとてもいじらしいのです。しっかりつないだ手も印象的で、2人には幸せになって欲しかったのですが・・・。人生は思うようにはいきませんね・・・。『モテキ』は、映画もドラマもキスシーンが非常に多いのですが、野波麻帆さん演じる土井亜紀がリードする階段のキスも、恋愛巧者の亜紀が必死で煮え切らない藤本くんに迫る姿に、思いつめた心情がにじみ出ており愛おしさを感じます。
そして、ここ数年でもっとも私たちの心を奪った“かわいいキス”といえば、『空飛ぶ広報室』の綾野剛さん演じる空井二尉の「2秒くださいキス」でしょう。お互いに想い合いながらも、ツンデレのリカと不器用の空井ではなかなか進展せず・・・というところで思いきりのいい「2秒ください」からのキス。不器用ですがそれがいい。二人が進展するためのキスのきっかけは自分で作りながらも、その後は何もできず、リカ主導で手をつなぐところも不器用でいいですし、二人揃ってかわいかったです。
いかにも恋愛慣れしてそうなリッチマン小栗旬さんが、ためらったり恥ずかしがったり笑顔になったりしながら初キスに挑む姿がもどかしさ爆発の『リッチマン、プアウーマン』。最高にドキドキのキスシーンです。実はこれ、小栗さんのアドリブらしいです。
運命に引き寄せられるかのようなキス『やまとなでしこ』『ロングバケーション』『世界で一番君が好き!』
合コンで知りあいながらも一瞬で惹かれあい、初回のデートでボートから落ちるハプニングもありながら、そのまま引き寄せ合うようにキスをする『やまとなでしこ』第二話の欧介と桜子。誰もいない夜の公園で二人っきりでキス。こんなドラマのような(ドラマですが)運命の二人にも関わらず、欧介はアッサリ振られてしまいます。しかし、あんな運命のキスをした相手を忘れられるはずもなく、回り道をしながらも惹かれあう二人・・・。イライラさせられながらも次回が楽しみで仕方がないドラマでした。
「何しにきたの?」「キスしに来た」。そんなセリフが印象的な『ロングバケーション』の瀬名と南の当たり前のようなキス。これもまた素直で無邪気で良かったです。木村拓哉さんのキスは、しますよーしますよーという目線がまた良いのです。
こんな恋愛してみたい!ドラマから選ぶ“恋する名カップル” 10選!
オープニングから人目をはばからずキスをしまくる、浅野温子さんと三上博史さん主演の『世界で一番君が好き!』も素敵なドラマでした。ケンカしながらも惹かれあい、お互いしか見えていない二人の世界の描かれ方が見事でしたね。
とにかく思いがあふれてキスがとまらない!『花より男子』
思いがあふれて止まらない強引なキス。ドラマではもっともドキドキするシチュエーションのひとつです。たとえば、渡辺徹さんと榊原郁恵さんがお付き合いするきっかけとなった『風の中のあいつ』。お互いが「いいな」と盛り上がっていたところで、徹さん演じる津村からの強引なキス。一方的にやられるだけのはずの郁恵さん演じる梢が、ついつい受け入れてしまう姿がやけにリアルでした。
そんな思いあふれるキスといえば、やはり『花より男子』に代表される松本潤さんのキスシーンでしょう。井上真央さん演じるツンデレ系のつくしに、オラオラ系と思いきや、意外と優しくリードするキスが有名ですが、つくしにマフラーをひっぱられてする仲良しキスも素敵です。まるで、キス後に抱きしめる道明寺のあふれ出る独占欲がオーラとなって見えるよう・・・。ちなみに松本さんは、キス後に抱きしめた時に「ヘっ?」と言われるのが大好きだそうです。
実は松本さんは、『きみはペット』『失恋ショコラティエ』など、キスシーンの多い俳優さん。どれもこれも優しさに溢れ、ふんわりとした美しいキスシーンです。木村拓哉さんに次ぐ、日本ドラマのキス王といえるのではないでしょうか?
他にも、『ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~』の相武紗季さんのエロティックなキス、『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』『ガラスの家』の斎藤工さんの強引でセクシーなキスなど、素敵なキスシーンはたっぷりあります。ドキドキは女性ホルモンを活性化させ、若返り効果もあります。セクシーだったりピュアだったり、色々なキスシーンを見てどんどんドキドキしていきましょう。
今回選ばせていただいた、心に残るドラマのキスシーン10選
『愛と死をみつめて』
『高校教師』
『世界の中心で、愛をさけぶ』
『モテキ』
『空飛ぶ広報室』
『リッチマン、プアウーマン』
『やまとなでしこ』
『ロングバケーション』
『世界で一番君が好き!』
『花より男子』
文/藤原ゆうこ