倉本聰氏、36年ぶり新作映画に安堵

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エンタメNEWS2024年10月31日7:54 PM

『海の沈黙』舞台あいさつ付き先行上映に出席した倉本聰氏(C)ORICON NewS inc.

 俳優の本木雅弘、脚本家の倉本聰氏らが10月31日、都内で行われた映画『海の沈黙』(11月22日公開)の舞台あいさつに出席した。倉本氏が手がける映画としては『海へ~See you~』(1988年/高倉健さん主演)以来、36年ぶりとなる新作が無事に完成を迎えた。

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 『前略おふくろ様』『北の国から』『やすらぎの郷』など、数々の名作を手がけてきた巨匠・倉本聰氏が長年にわたって構想し、「どうしても書いておきたかった」と語るこん身のドラマを、『沈まぬ太陽』や『Fukushima 50』などを手がけた若松節朗監督がメガホンをとり映画化。人々の前から姿を消した天才画家が秘めてきた想い、美と芸術への執念、そして忘れられない過去が明らかになる時、至高の美と愛の全貌がキャンバスに描きだされる。

 舞台あいさつには、本木、倉本氏をはじめ、小泉今日子、中井貴一、石坂浩二、仲村トオル、菅野恵、佐野史郎、若松節朗監督ら豪華な顔ぶれが集結。倉本氏は「やっと完成しました。演技者が素晴らしい。これだけすごい人たちが集まってくれたことに感激しております。ゆっくりご覧になってください」と呼びかけ、現在の心境を問われると「そうですね…よく完成したなと思っております」と安堵の表情を浮かべながら笑った。

 孤高の画家・津山竜次役を演じた本木は「自分にとって初の倉本作品という光栄なお誘いでしたが、現場では役者としてもがくばかりの日々でした」と回想しながら「それでも若松監督、スタッフ、小泉さん、中井さんたちに救われ、その包容力に助けられ、何とか終えることができました」と感無量の様子で語っていた。

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