バカリドラマ出演者「余裕ナシ」

#角田晃広#バカリズム#鈴木杏#市川実日子#東京03

エンタメNEWS2025年1月26日6:00 PM

『ライターズ!』(日本テレビ系/毎週日曜 深1:30)に出演する鈴木杏&平岩紙

 顔出しNGの敏腕ライターが、注目のタレントの素顔に迫る『ライターズ!』(日本テレビ系)。26日放送(深1:30)では、新ドラマ『ホットスポット』(日本テレビ系/毎週日曜 後10:30)から、俳優の鈴木杏と平岩紙が登場。現在第3話まで放送中だが、『ブラッシュアップライフ』のバカリズム脚本とあって、独特の世界観でなかなか先の読めない展開となっている。そこで、2人にドラマの謎や今後の展開について、ひと足早く聞いた。

【場面写真】宇宙人の力で救えるか…清美の友人・葉月(鈴木)

■バカリ脚本は「やりすぎると演劇的になって心地よい空気が壊れてしまう」

 ドラマ『ホットスポット』は、「SF史上かつてない小スペクタクルで贈る、エイリアン・ヒューマン・コメディー」と銘打たれてはいるが、いまのところ東京03の角田晃広が演じる“高橋さん”が自称・宇宙人であるということ以外は、富士山麓の平穏な日常と小さな事件しか起こっていない。にもかかわらず、実力派キャストが醸し出す空気感に、いつまでも見ていられる中毒性がある。

 市川実日子が演じるシングルマザー・遠藤清美の幼なじみ役として出演する鈴木杏と平井紙も、その世界観を形作る重要な役割を担っているが、「演じているときは必死」と鈴木は言う。

 「バカリズムさんの脚本が巧みなので、やりすぎると演劇的になって心地よい空気が壊れてしまう危うさがあります。だから、どこで崩していくかのバランスが大切で、いまだに探りながら演じています」

 ゆったり流れる日常のシーンでも、水鳥のごとく、水面下では俳優たちのしのぎ合いが繰り広げられているという。ひるがえって、ドラマのタイトル「ホットスポット」にも、“地下でマグマが煮え立ち火山活動が起こる場所”という意味合いがある。今後、そうした目に見えないエネルギーが爆発して、日常から急展開が起こるのだろうかと平岩に聞いた。

 「私たちも知らないんです。バカリズムさんも、『どうなるんでしょうねえ?』と不思議そうな顔をしていました。もしかすると、実は私たちも宇宙人かもしれない。そんな類のさまざまな噂が、都市伝説のように撮影現場を駆け巡っているんです」

 結末は誰も知らない。ということは、いきなり急展開が起こるかもしれないし、起こらないかもしれない(起こらなくても、それはそれでずっと見ていられるのだが)。そんな予測不能さが、本作の一番の醍醐味なのかもしれない。

■平穏な日常は“伏線だらけ”

 そんな謎多き『ホットスポット』だが、実はその後の展開を示唆する伏線が、至る所に張り巡らされていると鈴木。

 「たとえば、第1話のファミレスで私たちが高橋さんが宇宙人であることを知るシーンには、第2話に出てくる地上絵の犯人たちが映り込んでいて、犯人たちの会話も耳を澄ますと聞き取れるんです。しかも、それだけじゃなくて、これから放送の第4話のキーパーソンも実は映り込んでいます!そんなふうに本当にたくさん伏線が埋め込まれていて、その多くは私たちにも知らされていないんです」

 それゆえ、後々になって驚くのだと平岩。

 「出番が終わったはずの方が『え、なんで今日の現場にいるんですか?』とびっくりして、実は…というパターン。私たちも気がつかないから、初見だとなかなかわからないと思います」

 さらに、今後は新たな登場人物も続々と増えていくと鈴木。

 「追加キャストを知るたびに、『この人が!?』と二度見しちゃいます。それだけバカリズムさんの作品が俳優たちにも人気なんだと思います」

 ただ、独特の世界観があるため、途中から入っていくのは簡単なことではないと平岩。

 「私だったら、怖気づいちゃうかも…。すごいセリフ量だし、私たちも必死で、余裕もなく迎え入れるどころじゃないので。でも、実力派の方たちばかりで、大抵、こっちが、わあ、素敵だあと感動したりしています」

 日常とは裏腹な緊張感。そこに加わる名優たちの芝居も、今後の大きな見どころと言えそうだ。

■市川実日子は「5歳児」で角田晃広は「お父さん」

 とはいえカットがかかれば、終始和やかなムードの撮影現場だと鈴木。

 「まず、(市川)実日子ちゃんがずっと笑ってるので。たぶん実日子ちゃんのことを嫌いになる人は、世界中探しても誰もいないと思います。本当に素直で、元気で、5歳児みたいにかわいらしい人です(笑)」

 いまどきの“あざとかわいい”とは正反対の自然な愛くるしさが溢れているという。一方、角田は「お父さん」みたいと平岩。

 「誰より早く現場に入って、所在なさげにうろうろしているんです。でも、撮影に入ると、やっぱり芝居の間合いやリズムはすごいし、頼りになります」

 また、意外と平均年齢が高い現場だとも。

 「ふと気づくと、役者が中年しかいないんです。若い人は、スタッフの方くらいで。放っておくと、いつまでも喋っているので、若いスタッフさんは呆れていると思います(笑)」(鈴木)

 「耐えかねたスタッフの方に『そろそろ…』なんて言われて、『え!やだ?もう本番!?』って騒いで、もう完全におばちゃんの井戸端会議です」(平岩)

 撮影現場もドラマそのままな『ホットスポット』。ついに第4話目にして、何かが起こるのか、起こらないのか。鈴木と平岩のファミレストークさながらの様子は、26日放送の『ライターズ!』でも見られるので、ぜひチェックしてほしい。
(取材・文/マイティ・M)
※取材の模様は、26日放送の『ライターズ!』(日本テレビ系 毎週日曜 深1:30)でもご覧いただけます。

#バカリズム#市川実日子#角田晃広#東京03#鈴木杏

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