タイミングとインパクトが重要!?過去の事例から改名で成功したタレントの成功ポイントを探る!
タレメREPORT2015年4月21日4:55 PM
みなさん、タレントの改名にどんなイメージをお持ちでしょうか?以前は、行き詰ったタレントさんや、姓名判断や占い師の助言、事務所を変えた転換期など、さまざまな事情を持つタレントさんがおこなうイメージのあった改名。さまぁ~ずやくりぃむしちゅーなど、これまでもそれなりに知名度があったタレントさんが、人気上昇中に番組内の罰ゲームで改名し、押しも押されもせぬ日本を代表するお笑いタレントになったこともあり、現在、改名はブレイクのきっかけのひとつとも言われています。
上京・事務所移籍でイメージ変更
若手女性タレントの改名は、ほとんどが事務所移籍に伴うものです。浜崎あゆみさんや、スザンヌさんは共に福岡出身。福岡出身のタレントさんの多くは東京進出時にイメージの転換を図ることが多いようです。
浜崎さんは「浜崎くるみ」という芸名で女優として活躍していました。カワイイ系の女優さんでしたが、事務所を変え女優からアーティストへと転換するにあたり、本名の「歩」から「あゆみ」に変えました。自分の世界観を表現するアーティストですから、カワイイ芸名よりも、より浜崎さん自身を表現出来たのではないでしょうか?
スザンヌさんも東京進出に伴い、それまでの「山本紗衣」から「スザンヌ」に改名。色の白さや彫の深さなどもあり、本名よりもそのルックスにマッチしており、「日本人ですけどスザンヌ」という意外性も合わさり、一気に注目度が高まりました。
どう売り出したいか?
事務所移籍ではありませんが、今年注目のタレント、広瀬すずさんの姉、広瀬アリスさんも改名しています。以前は「広瀬晶」という芸名で、凛とした顔立ちのアリスさんに合った名前ですが、「アリス」の方がよりハーフっぽい顔立ちにマッチしています。
意外と知られていませんが、女優の麻生祐未さんも改名しています。それまでは樹由美子という芸名でしたが、デビュー直後に変えています。本名の「由美」と響きは一緒ですが、「祐未」とするだけで麻生さんの知的さとミステリアスさが表現されています。
また、清純派女優の堀北真希さんも、デビュー当時は本名で活動されていました。本名は比較的現代風で同年代の女性に多い名前。名字ともとてもマッチしてタレント性のあるフルネームです。しかし、あえて少し古風で硬い名前にすることで、落ち着いた雰囲気が伝わるようになったのではないでしょうか。
アーティストのきゃりーぱみゅぱみゅさんも、モデル時代は本名で活躍していましたが、歌手デビューにあたり、あだ名である「きゃりー」とサバンナ八木さんのギャグ「ぱみゅぱみゅ」を組み合わせ、「言いにくい名前の人」と人々の記憶に残りました。この名前をセレクトするところが、またきゃりーぱみゅぱみゅさんのセンスの良さが伺えますね。
よくある名前から差別化
綾瀬はるかさんも改名です。以前は本名で活動していましたが、名字が少し硬いことや、同じ名前のタレントさんが多いことが理由と考えられます。女性タレントさんには、愛され名前である「あ」の響きが多いのですが、「あやせはるか」さんは「ああえあうあ」とあ音が4つも入っています。あ音が二つの「あや」という名前はタレントさんにはとても多く、平山あやさんなども同名のタレントさんとの差別化や、印象を軟らかくしたいという理由でひらがなにしています。
いとうまい子さんも川上麻衣子さんとの差別化、榊原めぐみ(松下恵)さんも松本莉緒(松本恵)さんとの差別化で改名したと言われています。夏川純さんも平山奈々から改名。奈々という名前もタレントさんに非常に多く、事務所移籍のタイミングで変更しました。
今乗りに乗っている俳優の戸次重幸さんも、本名の「佐藤」からお母様の旧姓である戸次に改名。個性的で印象に残りやすい名前となり、現在のブレイクに至ります。
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姓名判断で改名
阿藤海さんは阿藤快さんに、星野真里さんは本名の真理から改名しました。画数が変わっただけで読みは変わりませんが、星野さんも差別化としては成功していますし、阿藤さんの「快」という字は意味もよく、優しい印象を受けます。
やむを得ない状況で改名
そんな中、やむを得ない状況に迫られて改名するタレントさんもいます。生瀬勝久さんは朝ドラ出演時に「槍魔栗三助」という旧芸名がNGになってしまい、本名に戻す事に。にわみきほ(丹羽未来帆)さんや、スガシカオ(菅止戈男)さん、えなりかずき(江成和己)さんなど、読もうと思えば読めますが少し読みにくい名前の方々も、誰でも読めるひらがなやカタカナ表記への改名で、名前をしっかり浸透させたことが功を奏したいい例といえます。
最近では、星田英利さんが、「ほっしゃん。」から本名に戻しました。もともとコンビ芸人のころは本名だったのですが、ピンになる際にあだ名に、画数を考慮して改名したそうです。再度の改名により、今後の活躍がどうなるか、とても楽しみですね。
文/藤原ゆうこ