ほっこり個性派キャラ揃い 掘り出しものの(!?)イケメンも『ひよっこ』の愛すべき男子キャラクター

#ひよっこ#爽やか#親捜し#仮面ライダー#掘り出し

タレメREPORT2017年6月1日8:15 AM

「すずふり亭」の見習いコック・前田秀俊役を演じる磯村勇斗

有村架純さん主演で好評放送中のNHK連続テレビ小説『ひよっこ』。物語は、有村さん演じるみね子が務めていた会社「向島電機」が倒産するなど波乱の展開となっていますが、全体的にはほんわかとあったかいムードが持ち味の作品です。それは、みね子だけでなく、周りのサブキャストたちのキャラクターよるところも大きいと思われます。

“乙女寮”メンバーなど女性キャストに隠れがちですが、男性キャストも“いい味”のキャラクター揃い。今回はそんな男性キャストをクローズアップしたいと思います。

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爽やかな笑顔で人気だった“いい人すぎる”警察官・綿引さん

父親の実(沢村一樹さん)が行方不明になったことをきっかけに、父に代わって出稼ぎするために上京したみね子。東京では懸命に父親捜しをしますが、そんなみね子の姿を見て協力するようになるのが、同郷・茨城出身の警察官・綿引。爽やかなスマイルと、いい人すぎるくらいいい人のキャラクターで、“乙女寮”のメンバーだけでなく、お茶の間の人気を集めていました。

みね子と綿引さんが父親捜しの途中で立ち寄る喫茶店で二人が飲むクリームソーダは、劇中印象的なアイテムとなりました。綿引さんは家庭の都合で地元に帰ることになり、みね子の父親捜しができなくなったことから、残念ながら5月末放送分をもっていったん出演がなくなりました。それによりネットを中心に“綿引さんロス”の声も上がりました。

そんな綿引さんを演じたのは、竜星涼(りゅうせい・りょう)さん。現在24歳。スカウトをきっかけに芸能界入りし、2010年、ドラマ『素直になれなくて』でデビュー。2013年に『獣電戦隊キョウリュウジャー』の桐生ダイゴ/キョウリュウレッド役で初主演し、これが出世作になりました。

その後、ドラマ『GTO』『ごめんね青春!』(2014年)など出演。2016年に出演したドラマ『こえ恋』は、ヒロインに恋する生徒会長を演じましたが、ここでの“いい人すぎて損してる”キャラはちょっと綿引さんに通じるものがありました。そして同年、映画『泣き虫ピエロの結婚式』で主演。現在は人気ドラマ『小さな巨人』(TBS系)で中村俊哉役でも出演しています。

綿引との不思議な友情もほっこりの“歌の先生”雄大さん そして気になる“センター長”

そんな綿引さんと不思議な友情で結ばれた、寮でコーラスを教える青年・高島雄大。ひょんなきっかけから二人で話すようになり、一緒に屋台でラーメンを食べる時の、コミカルなやりとりが印象的でした。雄大は、みね子と寮で同室だった寮長の幸子(小島藤子さん)の婚約者で、芝浦の大きな工場で務めている勤労青年という設定です。

そんな雄大を演じたのは井之脇海さん。21歳で、役柄の見た目より意外と若い(!?)井之脇さんは、子役からキャリアをスタート。2008年映画『トウキョウソナタ』で主要キャストの一人として出演し、「キネマ旬報ベストテン」新人男優賞を受賞しています。

最近では映画『帝一の國』にも出演している、今後が楽しみな若手俳優の一人です。朝ドラでは『ごちそうさん』(2013年)にも出演しています。

その雄大がコーラスを指導していた「向島電機」の工員たちの上司、ライン長の松下さん。みんなから慕われる愛子さん(和久井映見さん)の陰で、ちょっと気になる存在でした。ひょうひょうとしたキャラクターで、愛子さんに翻弄されるやりとりも可笑しかったです。

演じたのは、舞台を中心に活躍してきた奥田洋平さん。ドラマでは、同じく連続テレビ小説の『とと姉ちゃん』でヒロインの母の実家・青柳商店の職人役として出演したり、大河ドラマ『真田丸』でも上杉家の家臣・新造役で出演するなど、NHKの作品への出演が目立ちます。

“イギリスかぶれ”の叔父・宗男の正体は!?

さて、ここまで東京編で登場する3人を紹介しましたが、茨城編の登場人物でも個性的なキャストが。みね子の親戚の中でひときわ異彩を放っている、みね子の叔父の宗男。“イギリスかぶれ”の派手な装いとバイクで登場。その一方、恐妻家で南海キャンディーズ・しずちゃん演じる妻・滋子に頭が上がらない。

そんな宗男を演じるのが峯田和伸さん。ロックバンド「銀杏BOYZ」のボーカリストです。ミュージシャンとして活動する一方、『アイデン & ティティ』(2003年)、『グミ・チョコレート・パイン』(2007年)などの映画に出演。2010年公開の映画『ボーイズ・オン・ザ・ラン』では主役を務めました、そして昨年『奇跡の人』(NHK BSプレミアム)で連続ドラマ初主演し、注目を集めました。この『奇跡の人』の脚本は『ひよっこ』の岡田惠和さんです。

コック見習い役のイケメンくんは仮面ライダー俳優

『ひよっこ』の登場人物のなかで、イケメンで注目なのが、みね子の東京での馴染みのレストラン「すずふり亭」の見習いコック・前田秀俊。佐々木蔵之介さん演じるシェフ・省吾のもとで修業中です。料理のシーンは吹き替えなしですべて自分で手掛けているとのこと。現在までのところはまだあまり目立つシーンはありませんが、これから物語の展開的に出番が増えると思われ、みね子とどう絡んでいくのか、楽しみにしたいところです。

演じるのは磯村勇斗さん。現在24歳で、2015年『仮面ライダーゴースト』でアラン/仮面ライダーネクロム役で出演し注目されました。11月公開の映画『覆面系ノイズ』で主要キャストの一人・黒瀬歩(クロ)役でも出演するなど、今後のブレイクが期待されます。

その他、乙女寮の料理人“和夫さん”を演じた陰山泰さんなど、注目の男性キャラクターが多数。『ひよっこ』は、みね子を中心に女性キャストたちの活躍が目立ちがちですが、こうした男性のサブキャストも、物語のほんわか、あったかな雰囲気を作るのにいいスパイスとなっています。

文/田中裕幸

 

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