つば九郎のマスコット論
エンタメNEWS2025年2月20日3:00 PM
つば九郎 (C)ORICON NewS inc.
プロ野球・東京ヤクルトスワローズは19日、球団公式サイトを更新し「つば九郎を支えてきた社員スタッフが永眠いたしました」と発表した。野球ファン、芸能界など、多くの追悼の声が寄せられているが、2022年8月に東京・丸の内の東京會舘で行われた「つば九郎主催2000試合出場公式記者会見」の模様を改めて振り返りたい(肩書きなどは当時の表現に準拠)。
【写真】サプライズで駆けつけた宮本慎也氏に“ヨシヨシ”されるつば九郎
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つば九郎はフリップを使って「ほんじつは、おいそがしいなか、おあしもとがわるいなか、つばくろう2000しあいこうしききしゃかいけんにおこしいただき、まことにありがとうございます。ここはつばくろうが、はじめてとうじょうした、おもいでのばしょです。もう、あのころのじゅんすいなこころはありませんが、きょう1にち、みなさんとおもいでにのこるひになりますように。たのしみましょう」とあいさつ。
今の気持ちについて向けられると「しょうじきうれしい、もっといれて、もうければ」としたため、人気マスコットになった理由について「よわたりじょうず」と説明。「じぶんでじぶんをほめてあげたい」と、有森裕子氏の名フレーズをほうふつとさせながら、達成目前の心境をつづった。「つば九郎さんにとって、ヤクルトとは?」と向けられると「かぞく」と答え、ファンから盛大な拍手が。「ちーむのふんいきがよすぎる、たのしいよみんな」とヤクルトの好調ぶりを称えながら、巨人戦に向けて「らいあんからLINEでかちましょうときたので、しんじます。あとは、はらかんとくにそんたくしてもらいます」と笑わせた。
「つば九郎さんにとって、ヤクルトとは?」と向けられると「かぞく」と答え、ファンから盛大な拍手が。「ちーむのふんいきがよすぎる、たのしいよみんな」とヤクルトの好調ぶりを称えながら、きょう5日に行われる巨人戦に向けて「らいあんからLINEでかちましょうときたので、しんじます。あとは、はらかんとくにそんたくしてもらいます」と笑わせた。
今だから言える秘話として、初披露時のエピソードに触れ「29ねんまえのこのひ、じつはへるめっとをぶつけてわってしまい、いそいでなおしました。ぱてとぺんきでごまかした」とぶっちゃけ。信念については「とにかくじぶんがたのしむ」と返答し「つば九郎さんにとって、マスコットとは?」との質問には「ふぁんとちーむのかけはし」と名言も飛び出した。
終盤、宮本慎也氏がサプライズで花束を持って登場すると、つば九郎も思わず恐縮。宮本氏は「ほんと、こんなくだらないことに、これだけのお客さんも来てくださって。テレビカメラもこれだけ、記者さん、よっぽど暇なんですね。っていうか、まだ達成してませんからね」と毒舌を交えて呼びかけた。その上で「達成すると仮定して、体に気をつけて。お酒の飲み過ぎも、ちょっと考えないといけない歳になってきたと思うので。偏った食生活をしないように頑張ってください」と呼びかけていた。
会見の司会は、ニッポン放送の煙山光紀アナウンサーが担当した。
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つば九郎は、1994年4月9日に神宮球場で行われた阪神戦で初出場を果たし、2008年7月10日の横浜線では主催試合1000試合出場、22年8月5日には主催2000試合出場を達成した。女性グラビア誌『anan』では、中日ドラゴンズのマスコット・ドアラとともに表紙を飾るなど、広く親しまれてきた。
ORICON NEWS(提供:オリコン)
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