いよいよスタート 新・朝ドラ『わろてんか』ヒロイン・葵わかなってどんなコ!?

#インタビュー#ヒロイン#グループ#葵わかな#陽だまり

タレメREPORT2017年10月2日11:20 AM

本日10月2日よりスタートのNHK連続テレビ小説『わろてんか』。大阪を舞台に若夫婦が“笑い”のビジネスに奮闘する姿を描く物語が早くも話題になっています。本作でヒロイン・藤岡てん役に選ばれた葵わかなさん。その素顔をクローズアップしたいと思います。

次世代 朝ドラヒロイン“本命”女優を探る ポイントは清楚さと演技力とNHK経験!?

中学生時代に映画『陽だまりの彼女』で注目される アイドルグループでも人気に

携帯電話サービス『mineo』のCMの“マイネ王”役や、『アート引越センター』のCMで、テーマソングをロッカーや演歌歌手になり歌う姿でもおなじみの葵さん。芸能活動を始めたのは小学5年生の時、「テレビに出たい」と思ってオーディション用の写真を撮りに原宿へ行った時に現所属事務所にスカウトされたのがきっかけでした。

事務所所属後、女優活動を開始。2013年に一話出演した『相棒 season11』では新人ながら重要な役どころで、そのみずみずしい演技が印象に残りました。一方2012年からアイドルグループ「乙女新党」のメンバーとしても活動、女優とアイドル、二足のワラジで活動していました。

2013年には『陽だまりの彼女』で映画初出演。ヒロイン・上野樹里さん演じる真緒の中学生時代を演じました。この映画の公開初日舞台挨拶に新人ながら登場した葵さん。映画の撮影中、直後に乙女新党のライブがあり緊張していたところ、主演の嵐・松本潤さんから「大丈夫だよ。自分なんてデビューの日にスケスケの衣装だったんだから」と笑いをまじえ励まされて勇気がわいた、というエピソードを舞台で話し場内が爆笑に。この時のトークは多くのメディアが紹介、葵さんが初めて大きく注目された出来事でした。

その後、映画『瀬戸内海賊物語』でも主要キャストの一人として出演。そして2014年に乙女新党を卒業してからは本格的に女優として活動するように。2016年には『マネーの天使~あなたのお金、取り戻します!~』で初の本格的な連ドラ出演、『女優堕ち』で初のドラマ主演、『ホラーの天使』で映画初主演、『舞え!KAGURA姫』でドラマ初単独主演するなど飛躍の年となりました。

芸能界入りしてから、いたって順調な女優活動を続けてきたように見える葵さん。今回の朝ドラも2378名の中からヒロインに選ばれましたが、オーディションに落ち続ける時期も経験したといいます。朝ドラも3回目の挑戦でゲットしています。

制服が似合うみずみずしい女優から演技の幅を広げ大人の女優へ

デビュー当時から制服姿の役が似合うみずみずしい存在感が魅力だった葵さん。最近でも映画『逆光の頃』で演じたヒロインの可憐さが評判になりました。その一方で、昨年あたりから大人びた役柄にも挑戦。役柄の幅を広げ演技力に磨きをかけています。『女優堕ち』では、少女時代から大人になり売れっ子女優に成長した姿まで年齢幅を器用に演じました。

昨年末にインタビューした際には「失敗することもあるかもしれないけど、恐れずにどんどん変化していきたい」と力強く語っていた葵さん。今年公開の映画『サバイバルファミリー』ではギャル役で、サバイバル生活を通してどんどん汚れていく様も体当たりで演じました。

宝塚歌劇、和テイストのグッズ…いまどきの女の子とは一味違う嗜好も個性的

清純なルックスが魅力の葵さん。いまどきの女の子とは少し違う雰囲気を感じますが、その素顔はさらに独特。まず宝塚歌劇の大ファン。かなりマニアックで、一人で劇場に足を運ぶことも多いといいます。インタビューの時にも宝塚の話題になると話が止まらなくなるほど。

また、お茶など和のテイストのアイテムや昭和的な街並が好きといいます。昨年の公式カレンダーではそんな彼女の嗜好を反映するような内容になっていましたが、その時のインタビューでは、高校時代にはそういった趣味で話が合う友達がなかなかいないと苦笑いしていました。

外見的に年齢より若く見られがちな彼女ですが、理知的で大人っぽく、インタビューなどで話す内容も理路整然としているのが印象的です。そんなインタビューや記者会見で話す分には緊張しないようですが、舞台挨拶のような大きな舞台に立って大勢の観客を相手にしゃべる時は緊張すると語っていました。ですが、今年行われた『サバイバルファミリー』の舞台挨拶では、主演の小日向文世さん、深津絵里さんら錚々たるキャストが並ぶ中で、「映画のキャンペーンを通して喋りが上手くなった」と矢口史靖監督からの指名で、キャストを代表して締めの挨拶に指名された葵さん。しっかりとしたコメントで締めくくっていたのが印象的でした。

今年6月には19歳になった葵さん。「19歳の一年は『わろてんか』に捧げる一年と思っています」と力強く語っていました。そんな葵さんを『わろてんか』の共演者の遠藤憲一さんは「透明感が際立っている」と絶賛。また竹下景子さんは「みずみずしい果物のよう。形やスタイルがまだ決まっていない魅力がある」と語り、一方鈴木保奈美さんは、気持ちの浮き沈みが少なく「若いのにいつも同じペースで落ち着いているところがいい」と評価しています。

現在慶應義塾大学総合政策学部の学生でもある彼女。今年春の入学直後から朝ドラの撮影が始まったので、学業との両立はかなり大変だと思いますが、その学生生活も女優としての肥やしとなって、さらに演技の幅が広がることを期待したいです。

文/田中裕幸

 

関連記事

Page Top