『レミゼ』吉原光夫、帝劇への思い
エンタメNEWS2024年12月21日4:00 AM
東京・帝国劇場で20日、クロージング公演 ミュージカル『レ・ミゼラブル』本初日開幕記念会見が行われ、吉原光夫、佐藤隆紀、飯田洋輔、伊礼彼方、小野田龍之介、石井一彰、昆夏美、生田絵梨花、木下晴香らキャストが登壇した。
帝劇は2025年2月、建て替えのため休館し新たな劇場へと生まれ変わる。そして現・帝劇のクロージング公演としてきょう20日~2025年2月7日まで『レ・ミゼラブル』が上演される。帝劇を皮切りに3月には大阪・梅田芸術劇場メインホール、4月には福岡・博多座、5月には長野・まつもと市民芸術館、5月・6月には北海道・札幌文化芸術劇場hitaru、6月には群馬・高崎芸術劇場をめぐる。
会見では、開幕を迎えた本作について“漢字1文字”でその思いを表現することに。主人公・ジャン・バルジャン役を2011年から演じてきた吉原は『真』だといい、「紆余曲折あって、いろんな状態の自分と出会いながらここまでやってきたという感じがある。ジャン・バルジャンが持っている光にも影にも引っ張られつつ、何とか真ん中に居て正しくあろうとしている姿をつかみたいし、つかもうとしているし、つかめるんじゃないかと思っている。そして俳優としてもしっかり芯を持って舞台に立ちたいと思っている」と並々ならぬ思いを語った。
また帝劇クロージング公演への思いを聞かれると「あっという間だったんです」という吉原。「最初は素晴らしい方々の中でひよっことして舞台上に立たせていただいて、叱咤激励を受けながら、新人・青二才という感じで出たのに、あっという間に最近は大御所扱いされてすごく不思議な気持ちになる。それとともに歩んできた帝劇は僕にとって怖い劇場ではあるんですが、この節目に一緒に居られるというのはあったかい気持ちにもになります。それをしっかりかみしめて、毎公演、劇場と手をつないで公演できたら」と、帝劇が長年にわたりともに過ごした仲間であるかのように話した。
そして最後に代表してメッセージを求められた吉原は「この作品は苦しい立場の人たち、貧しい立場の人たちが、最後まで人とつながろうとして、時代という風に抵抗した作品だと思うんですね。その作品のメッセージを理解し、行動に移すことが俳優としての務めだと思っています。そして最後、『民衆の歌』を一人の俳優としてお客さんに届けることで、そのお客さんが我々のメッセージを咀嚼して、どうこの時代を生きるかという作品なんだと思います。見たことで終わってしまうのではなく、作品を渡してどうとらえて、どうこの時代に響き渡らせていくか。ぜひ劇場に来て体感して、そして行動していただけると、この作品がこれから先もどんどん続いていく作品になると思います。ぜひクロージング公演だけではなく、そのあと旅公演も、そしてその先の未来にある『レ・ミゼラブル』にもご期待ください」と熱い言葉で締めくくった。
ORICON NEWS(提供:オリコン)
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