『やのひび』メインキャスト直撃
エンタメNEWS2024年11月14日12:00 PM
ダンス&ボーカルグループ・FANTASTICSのボーカル・八木勇征(27)が初単独主演する映画『矢野くんの普通の日々』が15日から公開される。このほど主演の八木、ヒロインの池端杏慈(17)、共演のTravis Japan・中村海人(27)が合同インタビューに参加。仲の良さが垣間見えるやり取りで青春を疑似体験したという作品の見どころや撮影の裏側を語ってくれた。
【動画】八木勇征&中村海人の共演シーン『矢野くんの普通の日々』本編映像
今作は田村結衣氏の人気ラブコメ漫画を実写化。なぜか毎日ケガまみれになってしまう“超不運体質”な高校生・矢野剛のピュアすぎる恋と“普通の高校生活を送りたい”というささやかな願いをかなえるため奮闘する、クラスメイトたちとの優しい世界が描かれるピュアキュンムービー。矢野くんを心配しながらだんだん惹かれていく女子高生・吉田清子役を池端、吉田に片思いする学校イチのモテ男・羽柴雄大役を中村がそれぞれ演じている。
■「矢野くんはピュアな心が1番の魅力」八木勇征、素直な感情を芝居で表現
――まず作品の第一印象と、それぞれに個性的な役柄へのアプローチをどのようにされたか教えてください。
池端:原作を読んだときに田村先生の描かれる絵がものすごく綺麗で、絵を見るだけでわくわくしました。最初の1巻とかは特に、矢野くんの怪我もリアルに描かれていますし、清子ちゃんも矢野くんもみんな大人っぽい子なのかな…と。実際に台本をもらって読んだ時、清子ちゃんは心配性で一生懸命な部分もあるので、これを本当にやるのかな?私がこの喜怒哀楽を表現できるのかな、という緊張と不安が最初はありました。あとはずっと前髪を作っていなかったのですが、この役のために8年ぶりぐらいにつくったり、クランクインの前に台本を読んでしっかり取り組むようにしました。
八木:元々1巻のビジュアルにめちゃくちゃ惹かれてどんな内容なのだろうって思って原作を少しだけ読んだことがありました。日常描写に癒やされながらも怪我の描写が出てきた時に、少しだけ矢野くんに色気も感じて、これまで読んだことがないタイプの漫画だと思いました。これを実写映画で表現するのは怪我のシーンもものすごく重要で見どころになってくるし、脚本を読んだときも、めちゃくちゃ大変そうだな、どうやって演じるんだろうと思いましたが、アクションチームの方々といろいろ相談しながら、無事に撮影できました。見た目のセンター分けもそうですが。なにより、矢野くんはピュアな心が1番の魅力です。嘘をつかず、自分の気持ちを伝える。そういうお芝居の際、観ている側が矢野くんは心の底から本当にそう思っているのだなって感じてもらえるように目線をずらさずに真っ直ぐ見るとか…細かいところまで演じましたね。
中村:作品自体は僕も拝見したことがあったのですが、初めて読んだときは次がどうなってくのだろう…と展開の仕方が面白い漫画だなと思っていました。今までのラブコメ漫画にない新鮮さがあって、絵や文字も読みやすかったので、当時出ていた6巻分全部読みました。羽柴を演じるにあたっては普段、僕はグループで仕事をしている時は割と自分の気分で動くことが多いんですけど、 羽柴は学校の中でも結構明るいイメージだったので普段から明るく接するようにはしてみました。あとすごく鈍感なキャラクター。自分自身も人の変化にあんまり気づかないタイプではあるのですが、日頃より鈍感に生活するようにしました(笑)
――その鈍感さは“動じない”ってことですか?
中村:動じない、ですね。自分がコケたとて、なんでコケたのかは気づいてない…みたいな。
八木:鈍感だね~(笑)
中村:でも今はもうその鈍感さはなくなった。 杏慈さんがネイル変えたのも気づきました!(笑)
池端:(ネイルをみせてにっこり)
――劇中では矢野ドリーム、矢野くんが夢見る普通の学校生活が仲間によってどんどん実現していきますが、皆さんが1番青春を追体験できたと思うシーンはどこでしょうか。
中村:僕は高校時代、あんまりこういった経験をしてこなかったので、すごく楽しかったです。夏祭りのシーンは男女3:3でデート…ではないけど遊びに行ってお祭りの空間を楽しむというのは青春だな~と思いました。合間に、みんながそれぞれ屋台でご飯を食べている姿を見て「お祭りってこれだな」って思ったりして今、体験できてよかったです。最高でしたね。
――ご自身が素になって楽しんだシーンはありましたか。
中村:射的ですかね。あと、金魚すくいとかもみんな、楽しそうにやっていました。それこそ矢野くんが、一生懸命に金魚をすくっている姿は、めっちゃかわいかったですよ。
――そのときの八木さんは素だったんですか?
八木:素でしたね。基本的にアドリブでお願いしますって言われたシーンは全部、素です。
青春を感じることができてとても楽しい撮影でした。
――当時、経験したかったけど今作で体験できて良かったと思うシーンはどこでしたか。
八木:クラスメイトのみんなと楽しく過ごす教室のシーンですね。僕の学生時代は大体サッカーボールと一緒にグラウンドにいました。
中村:サッカーボールが恋人だったんだねぇ。
――池端さんは、まだ10代でいらっしゃいますけど…。
中村:うらやまし~!
――なかなかこのお仕事をしていると体験できないこともあるんじゃないでしょうか。憧れていたことができたシーンなどはありますか。
池端:2つあって、まずはファミレスのシーンです!普段、プライベートの友達とも制服で放課後にみんなでご飯を食べたりする経験はあるのですが、あのシーンは結構、ポテト、パスタ、ピザとか大量に頼んでいて。そんなに大人数で行くことはないので、同じクラスの6人のメンバーで行けたのは本当に楽しかったです。もう一つは林間学校のシーンで、みんなで一緒にバスに乗って、実際にバスに乗りながら撮影をしたのがとても印象に残っています。そのときはクラス全員いたので、みんなでババ抜きやジジ抜きをして、八木さんも中村さんも「ババ抜いたじゃん!」とか「今、これだったよ!」とか笑いながら盛り上がっていましたし、私もほぼ素の状態だったかな、と思います。
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――ご自身は矢野くんのようにお世話される側の人ですか。それとも清子ちゃんのようにお世話する側とか人を気にかける側、どっちが多いですか?
八木:自他共に認めるお世話される側です。
――よくお世話してくれる人は周囲やメンバーにもいらっしゃるんですか?
中村:誰誰?気になる!
八木:リーダーの(佐藤)大樹くんですとか(中島)颯太っていうボーカルの相方とか。基本的にみんなお世話をしてくれますね。(笑)
――具体的にどんなことをしてくれましたか。
中村:焼き肉食べさせてくれるとか?
八木:焼いてくれるとかね!(笑)あとは僕がリハーサルに全然に出られないときは丁寧に教えてくれるし、常にお世話してもらっているなって思います。
中村:僕も多分、お世話される側なんじゃないですかね。
八木:いや、でも僕に対しては結構してくれる側だよ?
中村:よく言うんですよぉ!でも勇征くんもしてくれるし、メンバー間だと多分お世話される側の方が多いかもしれないですね。僕のこの性格を知ってくれているからこそ『じゃあいいよ』みたいに全部ゆずってくれます。ただ、焼肉に関しては僕が焼く派です!(笑)すいません。焼肉に関してちょっと焼き奉行やらせていただいているので…。
八木:最高!
中村:ちょっとこだわりすぎて長い時もあっちゃうんですけど、でもやっぱりおいしく食べてもらいたいので、焼肉だけはお世話する側です。
――それは自分の好みの焼き方があるからではなくて…?
中村:いや!焼肉をうまく焼ける自信がある。美味しく食べさせる自信があります!
――池端さんはどうですか?
池端:私もお世話される側ですかね。私の学校は机の中に物を置いて帰っちゃいけないんですけど…結構ハンカチとかリップとかを置いたまま帰ろうとしちゃって。次の日、学校に行ったら、教卓の上にハンカチが置いてあって(笑)恥ずかしかったので、先生にこっそり「あれ、私のです」って言ってもらいに行ったことがありました。結構友達に「これ、忘れてるよ」って言われることが多いです。他にも色々…なんかいっぱいお世話されている気がします(笑)。
――さきほどグループでのお話もでましたが、メンバーや周囲のお友達の反応はいかがでしたか。
八木:この前、主題歌「Yellow Yellow」のミュージックビデオ撮ってきたのですが、それと別にプロモーションビデオとして、 僕たちメンバー全員で矢野くんたちが着ていた学ランを着て登場する映像も撮りました。僕は矢野くんとして口ずさんでいるところに他のメンバーが入ってきて…めちゃくちゃ面白いと思うので、ぜひ観ていただきたいです。メンバーもすごく映画の公開を楽しみにしてくれて、みんな観に行ってくれると言っていたので、どんな感想を言ってもらえるかちょっと楽しみなところではありますね。
中村:僕も作品に入る前にいきなり、役作りで短髪にしたのでメンバーから「どうしたの?」「映画をやるんだよね」って言って、みんなお祝いしてくれました。フライヤーができあがったときにもメンバーが「あれっ!いるよ!」みたいに言ってきたので『あ、それ、違うよ。羽柴だよ』みたいな話とかもしながら…(笑)すごく楽しみにしてくれているんだなと思いましたし、僕たちも挿入歌「Staying with you」を担当させていただいているので映画を盛り上げられたらいいなと思っています。うちのグループもみんな観に行ってくれると思うので、感想のLINE、待っています!
池端:私も、家族や親せきがものすごく喜んでくれて…全国上映なので、遠く離れている親せきも絶対見に行くねって言ってくれました。家でお父さんはムビチケを10枚以上買って「それ買ったの?」って言ったら「そうだよ」って平気な顔して言っていたのに、次の日ぐらいにお母さんも何枚か買ってきて、その後、またお父さんが追加で買って…。結局20枚近くぐらいになってしまって(笑)。本当にこの映画に出ることで周りもものすごく応援してくれているし喜んでくれるんだなと感じられてうれしかったです。
ORICON NEWS(提供:オリコン)
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