『べっぴんさん』の井頭愛海さんはじめ出身若手も続々台頭 「全日本国民的美少女コンテスト」が3年ぶりに開催
タレメREPORT2017年2月22日10:55 AM
これまで米倉涼子さん、上戸彩さん、武井咲さんら多くの人気女優・モデルを輩出してきた「全日本国民的美少女コンテスト」が、今年3年ぶりに開催されることが発表になりました。
今回開催されるのは、30周年の節目ということに加え、過去2回の大会の入賞者の活躍が目覚ましいこともあると思います。そんな最近の入賞者の活躍ぶり、そして人気女優を次々と輩出するコンテストの審査ポイントを紹介します。
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1987年にスタートした歴史と実績のあるコンテスト グランプリ受賞者以外も数多くブレイク
全日本国民的美少女コンテストは、後藤久美子さんをイメージキャラクターとして1987年に第一回大会が開催。グランプリには現在も女優として活躍している藤谷美紀さんが選ばれています。以降2014年まで14回開催。グランプリ以外にも「審査員特別賞」「演技部門賞」「音楽部門賞」などの部門賞があり、毎回7~10名程の入賞者が生まれます。
上記のほかにも、剛力彩芽さん、河北麻友子さん、福田沙紀さん、忽那汐里さんら人気の女優・モデル・タレントら輩出しています。この中では、河北さんのみグランプリを受賞していますが、米倉さん、上戸さん、武井さんを含め、それ以外はすべてグランプリではなく部門賞の受賞です。剛力さんにいたっては2002年の第8回大会の予選で敗退しています。
同コンテストの審査の基本的な考え方として、「グランプリ受賞者はあくまで決勝大会の日に一番輝いていた人」だということ。応募対象である10代の女性は短期間、もっといえば一日一日で変化していくといっても過言ではありません。決勝大会後、あっという間に部門賞受賞者がグランプリ受賞者を魅力で上回ることも珍しくなく、グランプリといえども受賞は一つの通過点と考えたほうがいいかもしれません。本当の勝負はその先からなのです。
もちろんグランプリ受賞者は、その特典として約束されている、映画やドラマなどの出演があるので、やはりほかの部門賞受賞者よりチャンスに恵まれていることは確かですが、部門賞受賞者がはやくブレイクする可能性も十分にあります。
入賞者以外もファイナリストは基本的に、コンテストを運営するオスカープロモーションに所属。コンテストで入賞できなくても人気者になれるチャンスはあります。さらに剛力さんのように予選敗退者でも目に留まれば所属するケースもあります。剛力さんはコンテスト参加当時わずか9歳。その時点では即戦力になり得なくても、じっくり育成され、その素材が開花しました。
また、これは一般論ですが、グランプリ受賞者の場合、大事にプロモートされるあまり、「大作」「キャストの番手がいいもの」など仕事を厳選されることが多いなか、それ以外の入賞者が、小さな規模の仕事や、バラエティなど体当たり系の仕事など、グランプリには回らない仕事で数を重ねていくことで、人目に触れる機会が増え、はやく人気者になるというケースもあります。
『べっぴんさん』さくら役の井頭愛海、連ドラ主演の吉本美憂ら近年の大会からも有望株が続々
“国民的美少女”の出身者では、上記の人気女優陣以外でも、近年のコンテスト入賞者で若手の台頭が目立ちます。まずNHK連続テレビ小説『べっぴんさん』で、主人公・すみれ(芳根京子さん)の娘・さくら役を演じ注目されている井頭愛海さん。彼女は2012年に開催されたこのコンテストの第13回大会で審査員特別賞に選ばれています。ドラマでは、芳根さんと顔がそっくりなこと、思春期の繊細な心情を見事に演じて好評を博しています。
井頭さんは第13回大会と第14回大会のファイナリストで結成されたアイドルグループ「X21」のメンバーとしても活動。個人としても昨春『選抜高校野球大会』のイメージキャラクターを務め注目されました。
その「X21」のリーダーで、2012年・第13回大会のグランプリ・吉本美憂さんは、現在、深夜ドラマ『クズの本懐』(フジテレビ系)で主演。女優として注目度が上昇しています。沢口靖子さんをはじめ豪華キャストで話題になった新生・ヤマザキビスケットのCMで唯一の若手キャストで注目されました。
また、吉本さんの次、前回・第14回大会(2014年)のグランプリ・高橋ひかるさんはNHK大河ドラマ『おんな城主 直虎』に高瀬役で出演するなど躍進しています。
グランプリは「オスカープロモーション製作30周年記念映画への出演」などの特典が
過去2回の出身者がブレイクの兆しが見え始めた中、開かれる第15回大会。今年は第1回大会が開催されてから30周年になります。今回はグランプリ受賞者は、映画出演、テレビドラマ出演、歌手デビューなどの特典に加え、今回は特に「オスカープロモーション製作30周年記念映画」への出演も用意されます。
審査基準や審査についての考え方は大きくは変わらないと思われ、“圧倒的な輝きを放つ美しい容姿”など基本となる条件がありますが、前々回グランプリの吉本さんのようにキリッとした美少女タイプもいれば、前回グランプリの高橋さんのようにほんわかと親しみやすいタイプなどさまざまなタイプの人がいます。今年、どんな“美少女の原石”が発掘されるのか、今からとても楽しみです。
文/田中裕幸
■「第15回全日本国民的美少女コンテスト」は5月2日まで応募受付中。応募資格は12~20歳の女性。