“独断と偏見”で選ぶ!年末年始にまとめてみたい2015年お薦めドラマたち

#キャスティング#ハズセ#やっぱり#アクション#しっかり

タレメREPORT2015年12月26日9:55 AM

年々時間が過ぎるのが早くなり、いつのまにやら今年ももう終わりです。年末年始にまとめた休みが取れる方もそうでない方も、年末年始くらいリフレッシュ出来たら嬉しいですね。

ただ、外に遊びにいくばかりが充実したお休みとは限りません。きれいに掃除した気持ちの良いお部屋で、おいしいお酒と食事を用意して、ゆっくりと撮りだめしておいた今年の話題のドラマを楽しむ・・・なんて年末年始はいかがでしょうか?

今年は感動ものから、サスペンス、ファンタジーと多種多様なドラマがたくさん放送されました。最近の話題ドラマはもちろん、今年頭の少し懐かしいドラマまで、2015年のお薦めドラマを独断と偏見で選んでみました。

しっかり感動、豪華キャスティングの話題作

2015年の「豪華」「実力派」ドラマの代名詞と言えば、日曜劇場『天皇の料理番』ではないでしょうか?細かい描写や小道具などへのこだわりも素晴らしく、実に見応えがありました。

もちろん俳優陣も豪華。主演は、2007年『仮面ライダー電王』にて高校生ながら主演デビュー。いくつもの人格を演じ分けるなどデビュー時から注目されていた佐藤健さん。『とんび』の熱のこもった演技も高く評価されていました。『天皇の料理番』では、ご自身の料理の腕も披露されており、そのあまりの見事さにはため息が出るほど。

黒木華さんや鈴木亮平さんなど、今を代表するような演技派の起用も話題になりました。鈴木さんの激やせ、映画『俺物語!』とのボディとの違いも見ものです。

日曜劇場では、『流星ワゴン』もはずせません。家族の大切さを深く感じる事の出来る素敵なドラマです。

西島秀俊さんの人生に焦る主人公の演技、香川照之さんの豪快さ、吉岡秀隆さんのゆったりさ、三者三様の“お父さん愛”にぐいぐいと引き込まれました。この原作は、実は俳優の上川隆也さんがずっと舞台化を希望していた作品との事。上川版もいつかみてみたいですね。

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日曜劇場と並ぶドラマ枠といえば、最近人気急上昇中のテレビ朝日の木曜ドラマ枠。先日終了した『遺産争族』も非常に重厚で見応えがありました。まっすぐな善人役や、軽いノリの男性役の多い向井理さん。『遺産争族』ではダークサイドに転じるシーンもあり、また役者としての新たな一面を見せてくれそうです。

そして、木曜ドラマと言えば今年頭に放送された『アイムホーム』はいかがでしょうか。現在の人格、過去の人格との違いに翻弄される主人公。実に人間の色々な側面をみせてくれました。作品としての面白さはもちろん、主演の木村拓哉さんの底力を思い知らされました。まだ見ていないという人は本当にもったいないです。年末年始のお休みには是非一気見をお勧めします。

こう来たか!月9はやっぱりハズセナイ!

今年の月9は、定番の恋愛ものより少し外したドラマが印象的でした。

恋をした事のない男女の、「はじめての恋」がとても初々しい『デート ~恋とはどんなものかしら~』。長谷川博己さん、杏さんという人気者を月9に起用した事でも話題になりました。視聴率こそ月9の平均レベルでしたが、長谷川さん、杏さんの視聴者を惹きこむ演技は実に真に迫っていました。

二人の掛け合いは、まるで小中学生の初々しいカップルのようで本当に可愛らしく、ついでに二人のご両親たちもラブラブで可愛くて、観ているだけで恋愛や結婚がしたくなるドラマです。

複数ストーカーの怖さがリアルな『ようこそ、わが家へ』も次回が楽しみで待ち遠しいドラマでした。

友人を蹴落とすために就職活動を邪魔したり、恋人を脅して別れさせたり、犯罪として立件するには、「ちょっとした嫌がらせ」「冗談だった」で済まされて不起訴になりかねないような事。しかし、そういった、「ちょっとした嫌がらせ」がエスカレートして犯罪となり、結果的には被害者の人生を狂わせるのだと、本気で考えさせられる作品でした。

2015年のアクションサスペンスといったらコレ!

2015年の“とにかく格好良いアクション”といえば『ウロボロス~この愛こそ、正義。』でしょう。もちろんお話自体もとても面白いのですが、とにかくアクションがカッコイイのです。生田斗真さんがヘタレカッコイイ。小栗旬さんが悪カッコイイ。綾野剛さんがダメカッコイイのです。もうあとは「とにかく観てください」というしかありません。

番組告知では、「どうも嵐です」と生田さんがふざけたり、吉田鋼太郎さんが乗っかったり、ムロツヨシさんが小栗さんになりきったり、撮影現場の楽しさが伝わってくるところも一体感を感じ心をつかまれました。

作品のファンの方からは「カッコイイだけじゃない!」と怒られそうですが、まずはそこからでも良いのでぜひ観て頂きたいドラマです。

そして冬ドラマ『サイレーン 刑事×彼女×完全悪女』。原作の印象から、個人的には菜々緒さんのような気の強そう系美女ではなく、中村里砂さんのようなお人形系をイメージしていたのですが、実際のドラマを観てからはもう、逆に原作漫画のイラストが菜々緒さんに見えるほどのハマりっぷりです。

一緒にがんばりたくなる元気をくれるドラマ!

格差のある学校で、田舎から越してきた少女が合唱部を立て直し、歌を通して家庭も立て直そうと奮闘する『表参道高校合唱部!』。すぐに再放送してほしい、いやむしろDVDを買って保存しておきたいと強く思う作品です。

細部の伏線がきちんと繋がっていく爽快感もありますし、キャラクターひとりひとりの人物描写が非常に丁寧で、ヒロイン・ヒーローだけでなく、友人、いじわる役や教師、顧問など、サイドの人間にもすんなりと感情移入できます。

歌で人の心をほぐす、とストーリーとしては単純かもしれませんが、単純だからこそストレートに心に響くのです。主演の芳根京子さんの、自然で一生懸命でストレートな演技、本当に引きこまれます。

そして、今年の頭に放送された『問題のあるレストラン』も、「わたしもがんばりたい!」と共感出来るドラマです。まっすぐで真剣そのものの眼力。真木よう子さんが素晴らしかったですね。モニターを割りたくなるようなパワハラ&セクハラシーンも実に胸糞悪く、本当に良く出来ていました。

高畑充希さんの「泣きたくないけど泣いちゃう」演技も見事ならば、女装の安田顕さんも見事、松岡茉優さんの表情の演技も見事、二階堂ふみさんの不器用っぷりも真に迫っていて・・・。一人ひとりがこんなにも魅力的で、その魅力的なキャラクターをしっかりと演じるキャストたち。これを見ないなんて・・・。

杏さん主演の『花咲舞が黙ってない』も元気にさせてくれるドラマ、続編としてまだまだ続きそうで楽しみですし、人間の弱さを感じた『ゴーストライター』、意外にライトに楽しめた『ど根性ガエル』、絶妙なほめ言葉に感心してしまう『太鼓持ちの達人~正しい××のほめ方~』なども愉快でした。『ヤメゴク』の空気感も好きですし、『恋仲』のすれ違いや、ちょっとしたドキドキも楽しめました。

振り返ってみると、意外と粒ぞろいだった2015年ドラマ。年末年始をまったりすごすアイテムにも、涙を流してリフレッシュしても、素敵な男性や素敵な女性を見て元気を分けてもらってもいいかもしれません。2015年お薦めドラマ。ぜひチェックしてみてください。

文/藤原ゆうこ

 

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