あの芸能人の名前にそんな意味が!?意外と知らない芸名の由来!

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タレメREPORT2015年9月1日9:55 AM

タレントさんの名前。明らかに芸名の方もいれば、本名なのかどうかが分からない方もいらっしゃいます。好きな名前を付けて良いのであれば、もっとオシャレで派手な名前が多くなりそうなものですが、実際はそういうわけでもなさそうです。今回は、そんな芸名の由来に関して、いくつかご紹介出来ればと思います。

「絶対売れっ子になる!」「してみせる!」そんな思いで事務所が命名

「売れる」と直感したタレントさんには、事務所関係者、特に上層部の方々が芸名を付けるパターンが多いようです。たとえば、石原さとみさん。石原さんの名字の由来は「ダイヤの原石」。さとみは「聡明で美しい人」というまさにイメージ通り。実は本名はかなり個性的でインパクトも強い名前です。

事務所が力を入れた名前といえば、坂下千里子さんもそうです。坂下さんの本名は「恭子」。坂下さんの年代ではきわめて一般的な名前です。坂下さんのブレイクの要因のひとつに、確かに珍しい「千里子」という名前が影響しているのではないでしょうか。CMでの「バッチリ千里足」というキャッチフレーズと美しい坂下さんのおみ足がばっちりマッチしました。「チリちゃん」という愛称も定着しましたし、「千里子」という落ち着いた和風な字面も素敵です。事務所の社長さんが「千里探して見つけた子」という意味で付けたそうです。美脚とトークで事務所の期待にバッチリ答えました。

タイミングとインパクトが重要!?過去の事例から改名で成功したタレントの成功ポイントを探る!

「こういうイメージで売りたい」方向性がしっかりした芸名

広瀬すずさんも芸名です。苗字は、お姉さんの広瀬アリスさんの妹だから広瀬。名前は本名をもじっています。姉のアリスさんは、「美少年」と間違われてスカウトされたため、最初の芸名は「広瀬晶」という中性的な名前でした。成長とともにだんだんと女性らしくなってきて、ミスセブンティーングランプリになった頃に、「あ」だけ残して少女性の高い名前「アリス」に変えたようです。

お二人が所属するフォスター系列には、「こういうイメージ」という芸名を付ける事が通例のようです(本名のままの方もいます)。本名非公開なのも、タレントさんのプライベートを守りたいからかもしれません。

たとえば、朝の情報番組のMCとして大活躍中の北乃きいさん。本名とは全くかすりませんが、北乃さんを見て「黄色」をイメージし、「げんきいっぱい」からとったそうです。かなり珍しい名前ですが、語呂もいいですし、見事に彼女のイメージとマッチした素敵な名前です。ちなみに、愛知県の瀬戸市で「可愛い子」を探していた時に、一番名前が挙がったという瀬戸朝香さんは、その土地名から名付けられています。

タレントのイメージから公募で決定

日本を代表する美人女優の一人、ホリプロスカウトキャラバン出身の綾瀬はるかさんも芸名。ホリプロでは芸名を公募することが多いようです。

綾瀬さんの本名はかなり珍しく、綾瀬さんの古風なイメージにぴったりなのですが、かなりの難読。浸透するのが難しいという判断からか、名前のイメージから名字をとり、親友の名前を拝借したという説もありますし、公募されたとも言われています。ちなみに同事務所の優香さんも公募です。

あだ名や愛称・通称がそのまま芸名に!?

珍しい芸名といえばきゃりーぱみゅぱみゅさんでしょう。よく金髪のかつらをかぶっていたことで、本名を洋風にした「キャリー」と呼ばれていたのをそのまま採用。ぱみゅぱみゅは、なんとサバンナ八木真澄さんのギャグ「パミュ」からだそうです。意外ですね。

ルー大柴さんもそうです。本名である「とおる」の語尾から「ルー」という愛称で呼ばれていたので、そのまま採用に。テリー伊藤さんも本名の「てるお」からテリーになったそうです。

中川翔子さんことしょこたん。ちなみに本名は中川しようこさんです。誤植ではありません。「しようこ」さんなのです。「薔子」で「しょうこ」と読ませるつもりが、実は人名漢字には入っていないので却下されてしまったため、ひらがなで「しょうこ」と届け出たつもりが「しようこ」と読まれて登録されてしまったため。しょこたんはデビュー当初は日本の芸能事務所ではなく、香港の「ジャッキー・チェン事務所」に所属していましたし、世界に羽ばたく「翔」はとても合っているのではないでしょうか。

大好きな漫画や、あこがれの人から採用

当然芸名を自分で付けることもあります。たとえば、女優のミムラさんはムーミンに出てくるリトルミーの姉「ミムラ姉さん」に似ているから。BOOWY(3文字目はOに斜線)のボーカル氷室京介さんは、『ワル』という漫画の主人公に似ているという事で、氷室狂介と付けました。その後、占いで京介に改名し、現在に至ります。

同じく漫画から『ゴールデン・デリシャス・アップルシャーベット』のヒロイン『柴崎紅』の字を少し変えたのが柴咲コウさん。本名はかなり和風。「コウ」というシャープな響きがベストマッチです。作曲家の久石譲さんは、尊敬するクインシー・ジョーンズ、江守徹さんは劇作家のモリエールから取っているそうです。

どうしてそうなった!?あの芸名は意外なところから

アシスタントデレクター(AD)に付けられたという野口五郎さんの本名は佐藤靖さん。「野口五郎岳」「黒部五郎岳」という二つの山の名前が候補にあがり、より高い山である野口五郎を選んだそうです。しかし、なぜADさんが?なぜ山の名前なのでしょうか・・・。

森本レオさんは、「オレ」という第一人称を使おうとしたら叱られたので、芸名を「森本オレ」にしたところ、それも怒られ、最終的に「レオ」に。なかなかの反骨心です。

ダジャレっぽい名前といえば、夏木マリさんの「夏、キマリ!」。木の実ナナさんの「着の身着のまま」などがありますが、一番の破壊力は、CHAGE and ASKAのChageさんでしょう。学生時代のあだ名「HAGE」の最初にCをつけてChageだそうです。ちょっと・・・いや、かなりひどいです・・・。

ほかにも個性的な芸名の由来や、本名かと思っていたら意外に芸名だった方などたくさんいます。先日結婚した堀北真希さんも、実は名字も名前も本名と全くかすらない芸名です。本名はかなり現代風で可愛らしい名前です。

一方で、剛力彩芽さんのように少年のような元気さと華奢な可愛らしさぴったりの本名の方もいます。しかし剛力さんが売れ始めたのは、ロングヘアをショートにしてボーイッシュになってから。名前のイメージに外見の印象が近付いたといえるでしょう。公募や占い、愛称などいろいろ理由はありますが、名は体を表すといいます。名前とビジュアル、印象がピタッとマッチするという事も芸能界成功の秘けつなのかもしれません。

文/藤原ゆうこ

 

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